mullerのディレクター内田 志乃婦へのインタビュー第2弾。
今回は、LAのお気に入りスポットや彼女自身のスタイリングについてなど、よりパーソナルな部分にも迫った内容をお届けします。
―LAの街の中でお気に入りのスポットは?
週末になると至るところでマーケットが開催されているのでよく足を運んでいます。 30分ほどで全て見て回ることができる小規模なものから、見応えのある大きなマーケットまで、種類は様々。 掘り出し物も多く、「Wrappin' Bag w/Wappen」で使ったワッペンもマーケットで見つけました。 LAから南下したサン・クラメンテは、元々スペインの植民地だった土地なので、異国感が漂う街並みが特徴のエリア。 ニューポートビーチは壮大な海が近くに感じられて、とにかく海が好きな私のお気に入りスポットです。 おすすめのレストランはRépubliqueとHAUTE CAKES CAFFEで、よく通っています。
―古着がお好きということなので、おすすめのスタイリング教えてください。
ベースの考え方は、新しいものと古いものの掛け合わせ。そうやって「抜け」を作るようにしています。また、年齢を重ねて、「清潔感」みたいなものを重要視するようにもなりました。
例えば、リネンのワンショルダードレスに組み合わせたヴィンテージのTシャツ。 実はダメージで穴も空いてしまっているけれど、それをmullerと組み合わせることでうまくまとめて着こなしています。 ―スタイリングをするうえで意識するところはありますか?
私のような40代だったら「露出のある服は避けよう」とか、「丈の短いスカートは履けない」とか、「◯◯歳だからこうしないといけない」みたいな暗黙の意識みたいなものってどこかにありますよね。 そういった年齢を重ねると感じる「見えない制約」みたいなものを気にせず、「自分がどうありたいか」を考えてスタイリングをしています。
LAに越してきて、ここが好きだと思えるひとつは、「老若男女、堂々と自分のファッションを楽しんでいる人たちがいる」ということ。経験から醸し出される「その人らしさ」と洋服がフィットしているとすごく格好いいんです。 そういうふうに、誰かのためというよりも「自分がどうありたいか」を考えてファッションを楽しみたいと思っています。 ―古着とmullerをMIXするなら?
mullerはもともとドレス15型から始まったブランドで、「女性」というものがコンセプトの根幹にあり、私たちの考える「女性」らしさには、エレガンスを感じる要素を取り入れています。 それを踏まえて、コーディネートを考える際は、カジュアルなテイストにする場合なら足元はヒールや上品なバッグを組み合わせたりしてバランスを取るようにしています。 ―内田さんはmullerと古着の組み合わせを楽しんでいるとのことですが、それ以外にも「こんなふうにmullerを着てみてほしい」というのはありますか?
特定の「こんなふうに着てみてほしい」という像はありません。 ブランドを始めてからずっと感じていることは、自分の作った洋服がお客様のワードローブに迎えられることを想像した喜び。全身mullerで合わせるというよりも、その人の持つアイテムと組みわせることで生まれる新たなスタイリングを楽しんでもらえたら嬉しいです。
これは余談だけど、ブランドを立ち上げてから間もないころ、当時20代後半〜30代前半だったと思うのですが、バイヤーさんづたいに聞いたエピソードは今でも忘れられません。
70代の女性がmullerのドレスを購入してくれて、「丈を直したい」と。 実際にお会いすることはできなかったけれど、縁あって人生の大先輩ともいえる女性にmullerの洋服を手に取っていただいたことに感動しました。 いろんな年代の方に手に取ってもらって、その人ならではのスタイリングをしてもらいたいですね。
以上、mullerのディレクターインタビューvol.2をお届けしました。
いかがでしたでしょうか?
今後も不定期ながらこのような記事をお届けできるよう企画を進めてまいりますのでどうぞお楽しみに!
■着用アイテムはこちら
今回は、LAのお気に入りスポットや彼女自身のスタイリングについてなど、よりパーソナルな部分にも迫った内容をお届けします。
―LAの街の中でお気に入りのスポットは?
週末になると至るところでマーケットが開催されているのでよく足を運んでいます。 30分ほどで全て見て回ることができる小規模なものから、見応えのある大きなマーケットまで、種類は様々。 掘り出し物も多く、「Wrappin' Bag w/Wappen」で使ったワッペンもマーケットで見つけました。 LAから南下したサン・クラメンテは、元々スペインの植民地だった土地なので、異国感が漂う街並みが特徴のエリア。 ニューポートビーチは壮大な海が近くに感じられて、とにかく海が好きな私のお気に入りスポットです。 おすすめのレストランはRépubliqueとHAUTE CAKES CAFFEで、よく通っています。
―古着がお好きということなので、おすすめのスタイリング教えてください。
ベースの考え方は、新しいものと古いものの掛け合わせ。そうやって「抜け」を作るようにしています。また、年齢を重ねて、「清潔感」みたいなものを重要視するようにもなりました。
例えば、リネンのワンショルダードレスに組み合わせたヴィンテージのTシャツ。 実はダメージで穴も空いてしまっているけれど、それをmullerと組み合わせることでうまくまとめて着こなしています。 ―スタイリングをするうえで意識するところはありますか?
私のような40代だったら「露出のある服は避けよう」とか、「丈の短いスカートは履けない」とか、「◯◯歳だからこうしないといけない」みたいな暗黙の意識みたいなものってどこかにありますよね。 そういった年齢を重ねると感じる「見えない制約」みたいなものを気にせず、「自分がどうありたいか」を考えてスタイリングをしています。
LAに越してきて、ここが好きだと思えるひとつは、「老若男女、堂々と自分のファッションを楽しんでいる人たちがいる」ということ。経験から醸し出される「その人らしさ」と洋服がフィットしているとすごく格好いいんです。 そういうふうに、誰かのためというよりも「自分がどうありたいか」を考えてファッションを楽しみたいと思っています。 ―古着とmullerをMIXするなら?
mullerはもともとドレス15型から始まったブランドで、「女性」というものがコンセプトの根幹にあり、私たちの考える「女性」らしさには、エレガンスを感じる要素を取り入れています。 それを踏まえて、コーディネートを考える際は、カジュアルなテイストにする場合なら足元はヒールや上品なバッグを組み合わせたりしてバランスを取るようにしています。 ―内田さんはmullerと古着の組み合わせを楽しんでいるとのことですが、それ以外にも「こんなふうにmullerを着てみてほしい」というのはありますか?
特定の「こんなふうに着てみてほしい」という像はありません。 ブランドを始めてからずっと感じていることは、自分の作った洋服がお客様のワードローブに迎えられることを想像した喜び。全身mullerで合わせるというよりも、その人の持つアイテムと組みわせることで生まれる新たなスタイリングを楽しんでもらえたら嬉しいです。
これは余談だけど、ブランドを立ち上げてから間もないころ、当時20代後半〜30代前半だったと思うのですが、バイヤーさんづたいに聞いたエピソードは今でも忘れられません。
70代の女性がmullerのドレスを購入してくれて、「丈を直したい」と。 実際にお会いすることはできなかったけれど、縁あって人生の大先輩ともいえる女性にmullerの洋服を手に取っていただいたことに感動しました。 いろんな年代の方に手に取ってもらって、その人ならではのスタイリングをしてもらいたいですね。
以上、mullerのディレクターインタビューvol.2をお届けしました。
いかがでしたでしょうか?
今後も不定期ながらこのような記事をお届けできるよう企画を進めてまいりますのでどうぞお楽しみに!
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■プロフィール
muller of yoshiokubo ディレクター
内田 志乃婦 (Shinobu Uchida)
販売員を経てNYへ渡り、現地でPRとセールスを経験。帰国後はショールームでセールスを担当。2007年より現職。夫婦二人三脚で「muller of yoshiokubo」を手掛ける。2児のママ。2023年夏からLAに拠点を移し活動。
インスタグラムアカウント
@uchidashinobu
muller of yoshiokubo公式インスタグラムアカウント
@mullerofyoshiokubo_official
公式LINEアカウント
@mullerofyoshiokubo